修復が続く復興のシンボル「熊本城」のお堀にて

さまざまな分野のプロデュースをはじめて5年以上の月日が流れました。

全国を歩く中で出会った「これは!」と思うことを熱源またはピースとして、コンテンツをかたちづくり、ネーミングし、コンセプトを構築し、命を吹き込み、さらにプラッシュアップしていく。

そんなことを行ってきました。

思いのコアなところには

関わる人全てが「個性を生かしてほしい」

というのが常にあります。

それはそう簡単ではない。

ということは、活動を続ける中で痛感していますが、

このことは外せない。

ということも同時に実感しています。

「答えはない。答えは無数にある。」
「わからないをつづけていく。」
ということを活動当初から発信しつづけてきましたが、まさに時代がそのことを強く伝えはじめました。
そんな中、個性とは何かと改めて観直す機会としています。

プロデュースをするときは出来る限り自分のフィルターを外すよう努めています。
自分の偏向も極力見つめ直します。
それはふたつのことが目的です。

関わる人の個性が生かされるよう。
自らも現時点の個性に埋没せずアップデートを止めないこと。

これが
とてもとてもむずかしい…。

この方向性も正解かどうかはわからないままですが
無数の答えも行動と試行錯誤の中でしか生まれないし
「わからない」という余白や間のない状態で
生命も創造も、熱を発することはないと考えています。

関わる人全てが「個性を生かしてほしい」

という思いは半世紀以上持ちつづけてます。

どのコンテンツも、大きくはそこに向いています。

尾崎由美子(ペンネーム:南里優未子)